HOKA(ホカ)最速《ロケット X2》で、自己ベストに挑戦! 「HOKA ROCKET X 2 1mile Challenge」レポート

〈HOKA〉から、最速の走りで新記録に挑むレースシューズが、全面リニューアルを経て誕生した。《ROCKET X 2(ロケット エックス ツゥー)》である。この発売を記念して、ガチで楽しい記録会が行われた。その模様をレポートしよう!





春の雨混じりの東京・夢の島陸上競技場。この日の競技場のトラックには、カラフルな衣装に身を包み、お揃いのシューズを履いて、天気をモノともせずに笑顔でスタートラインに立つランナーたちがいた。

レースのテーマは、「BREAK YOUR LIMIT」。闘いの相手は、自分自身! 自身のベストタイム更新を目指して1マイル(1600m)を走る、「HOKA ROCKET X 2 1mile Challenge」の開幕である。

集まる選手たちは、ランニング界で知られた方々。彼ら彼女らは、YouTubeやSNS、タレント活動やレースなど、さまざまな形で自身のランニングを表現し続けている。競技場を借り切っての贅沢な記録会の目玉は、彼ら彼女らとともに、足元のお揃いのシューズだ。

《HOKA ROCKET X 2》35,200円 (税込)カラーセラミック/イブニング プライムローズサイズ:23.0cm~29.0,30.0㎝。ソールの中足部に見える黒い部材が、カーボンファイバープレートだ。

〈HOKA〉最速のカーボンシューズ《ロケットX2》

このシューズこそ、新記録のためのカーボンシューズ、〈HOKA(ホカ)〉の最新鋭機《ロケット X2》。《ロケット X2》は、推進力のあるカーボンファイバープレートを、超高反発な2層の高性能ミッドソールフォームで挟み、記録に挑むレース向けシューズとして開発されたモデルなのだ。

「さらに、足をしっかりと包み込むメッシュ素材と、中足部のフィット感を高める、足あたりの良いガセットタンを搭載しています」と、選手たちに説明するのは、〈HOKA〉を扱うデッカーズジャパンの安藤正直さん。安藤さん自身も、ウルトラマラソン(100㎞)などを走るガチのランナーである。

まさに、記録を狙うためのシューズ

「前作の《ロケット X》と名称は同じですが、単なるアップデートではなく、全面的に生まれ変わっています。〈HOKA〉のラインナップの中では一番のスピードモデル。ミッドソールにはPEVA素材を使い、指で押してみると軟らかさを、走ってみると反発性を実感していただけます」(安藤さん)

接地時の安定性に優れ、足を包み込む構造の《ロケット X2》。高反発でクッション性に富む2層のミッドソールと、カーボンファイバープレートで推進力を極限まで高めてくれる、まさに記録を狙うための一足なのだ。

勝つべき敵は、過去の自分!

この《ロケットX2》での自己ベストへの挑戦が、本日の「HOKA ROCKET X 2 1mile Challenge」。お揃いのシューズなので、条件は全員一緒。選手たちは競い合って走るが、勝つべき敵は、あくまで過去の自分なのである。

「私もレースで履いたのですが、スピードめちゃくちゃ出過ぎて、息が続きませんでした。皆さんも、無理し過ぎないでください(笑)。一部のトップアスリート向けのモデルなのと思われる方も多いのですが、《ロケット X2》はフォアフットでも踵でも、着地の仕方を選ばずに履ける、間口の広いシューズです」(安藤さん)

ということで、そろそろウォーミングアップも終了。後は、自己ベストの記録を出すべく、スタートに立つのみ! 何と、雨止んで、トラックには薄日も差してきた。それでは、オンユアマーク! 《ロケット X2》、GO!


タレント、YouTuber、プロランナーが《ロケット X2》で記録に挑戦!

タレント 佐野千晃さん
目標Time 6min50sec
Result    6min57sec

「レースは1年振りくらい」と語る、スポーツ大好きタレントの佐野さん。「カーボン、苦手意識が強かったんですが、凄く走りやすいって感じました。強く踏んだ時にはカーボンのバネを感じますが、強気にこないので気に入っています(笑)」


atomos RUNNING CLUB TAKASHI IMAIさん
目標Time 5min30sec
Result    5min39sec

「1.6とか真面目に走ったことないです」と語るIMAIさんだが、フルマラソンを2時間52分25秒で走るスニーカー界を代表するランナー。「《ロケットX2》のポテンシャルは高いので、今度、ウルトラを走ってみようかと思います」


Runtrip MASATOさん
目標Time 5min25sec
Result    5min12sec  記録達成!

メディアとして唯一レース参戦となったMASATOさん。ご存じ「Runtrip」は、ランナーなら誰もがお世話になっている、全国のイベントやコースなどランニング情報満載のサイト。チェックしてみよう!


ゲストランナー 瀬戸智弘さん
目標Time 5min35sec
Result    5min34sec  記録達成!

日本選手権での優勝経験(2005年、5000m)を持つ瀬戸さん。「走っていて、気持ち良すぎました。ちょうど良い反発だったので、スイッチが入っちゃいました(笑)。この軟らかさだと、ロードの方が面白いかもしれません。着地を選ばない、万人ウケするシューズだと思います」


YouTuber HAGIさん
目標Time 5min20sec
Result    5min06sec  記録達成!

「おそらく日本で一番、YouTubeでシューズレビューを上げていると思います」と語るHAGIさん。HOKAのシューズのレビューも、もちろん充実している。「《ロケット X2》は、ちょっと次元が違う、いい仕上がり!」と記録も達成!


ランニングモデル 志村美希さん
目標Time 6min00sec
Result    5min39sec 記録達成!

「1600mリレー走もやっていたので、得意かも!」と笑顔が素敵な志村さんは、陸上競技部出身。さすがの走りで、見事、記録達成! 「全然クセがなくて、誰でも履けそう。今日のトラックとの相性も良かったけど、ロードの10㎞やハーフでも良さそうですね」


マルチアスリート 陣在ほのかさん
目標Time 6min00sec
Result    5min52sec  記録達成! 

オブスタクル(障害物)レースをメインに、トレイルランのレースにも出場する陣在さん。「長い距離ばかりなので、不安です」と語っていたが、見事、記録達成! 「楽にスピードが出せました。普段は不整地や山を走っていますが、平地のスピード練習で履きます」


プロランナー くれいじーかろさん
目標Time 5min00sec
Result    5min02sec 

YouTube「くれいじーかろ」チャンネルも運営。前週のトレイルレースの疲れが残るなか、いち早くゴールに帰ってきてくれた! 「カーボンの反発のポイントが掴めないシューズも多いですが、《ロケット X2》は一歩目から僕の走りにフィットしました。ウルトラ(60㎞)でも試します!」


グラビアタレント ぱつこさん
目標Time 6min30sec
Result    6min33sec 

グラビア界最速を誇る、ぱつこさん。「実はHOKAのシューズを履くのは初めて。前に転がりやすい感じ、下り坂を流している感覚でスピードが出ますね」。5㎞や10㎞のレースで試してみたいとか。「最後の1周、ぽよーんと進むシューズの力で耐えられました(笑)」


YouTuber よしきさん
目標Time 5min20sec
Result    5min03sec  記録達成!

「TKD PROJECT」チャンネルを運営するよしきさん。「あと1500人(3/18現在)で、登録者数10万人を迎えます! 応援よろしく(笑)」。まずは、タイムを達成!「今年のレーシングシューズにしても良いくらい、足に合いました。ポイント練習にも使います!」


インフルエンサー 牧野英明さん
目標Time 4min59sec
Result    5min06sec

セレクトショップ「ビームス」スタッフにして、アパレル界で最も有名なランナー!「1500mは得意だったので、頑張ります」と意気込んだが、「レースは失敗しました……。付こうと思ったら、押し出されちゃって(笑)」。《ロケット X2》のスピード感は、十分に楽しんだ模様である。


インフルエンサー きゃっするひとみさん
目標Time 6min14sec
Result    6min19sec

「大好きなのは、熊本城です。ラスト2㎞が最高!」と熱く語るひとみさんは、大阪から駆け付けてくれた3児のママランナー。「最後まで、軽い! 今までカーボンソールを避けていましたが、《ロケット X2》は、1マイルの後半でもブレが少ないって感じました」


YouTuber 高山敦史さん
目標Time 5min20sec
Result    5min05sec  記録達成!

「タカヤママラソンチャンネル」を運営。「自己ベストは2時間47分くらい。関西人ですが、アドリブ効きません(笑)」と明るく会場を和ましつつ、記録も達成!「普段はクリフトンを履いていますが、HOKAのシューズの包み込むような足入れ感、気に入っています」


タレント 中村優さん
目標Time -–min–sec
Result    -–min–sec

故障のため欠場となった中村優さん。それでも、走る仲間を応援するため、雨混じりの会場に駆けつけてくれた! 「歩いただけでも、弾みますね! 今日は走れませんが、興味津々です。普段、私はゆっくりしか走らないのですが、速く走ってみたくなりました(笑)」


取材・文/大田原透 撮影/板橋葵



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