[イベントレビュー]富士山ガイドと行く「岩殿山」で登山講習を受けてきました!
こんにちは!
[CROSS×]スタッフのキラリです!
2021年6月26日に「富士山に行こう・山梨」富士山ガイドと行く講習付き登山 岩殿山に同行しました。
[富士山に行こう]は8月29日の富士登山に向けて、富士山ガイドの渡辺さんから基礎的な情報や、本番に向けての準備などの講習を受けるイベントです。
今回は講習登山1回目。
岩殿山は、駅からバスに乗らずに行ける山です。
JR中央本線・富士急行 大月駅に集合し、富士山ガイドの渡辺さんからコースの説明を受け出発です!
岩殿山の標高634mでスカイツリーと同じ高さなんですよ!
登山口までは40分ほど歩きます。
岩殿山は鏡岩の一部が崩落したことから、通行止めになっている所が何カ所かありました。
登山講習① 意外と知らない!?山の登り方講習
登山道に入る前に渡辺さんから登り方についての講習がありました。
登山において大事なことは靴と靴下と歩き方だそうです。
歩き方で大事な点は三点です。
1、つま先はハの字
2,膝は柔らかく
3,深い呼吸
登山で1番やってはいけないことは、「勢いで登ること」だそうです。
下山までが登山なので、山頂について足が痛くなったり、体力がなくなってしまったら帰れなくなります。
そこで、つま先をハの字(ガニ股)にし膝を柔らかくして登ることで疲れにくくなるそうです。
深い呼吸を心掛けることで富士登山では高山病の予防にもつながります。
この3つのポイントを意識しながら登っていきます!
絶景がいっぱい!岩殿山
登り始めて約1時間。岩殿山山頂につきました!
曇っていて富士山は見れませんでしたが、見晴らしは良く大月の街並みを一望できました!
集合写真を撮りお昼を食べて出発です!
岩殿山には遺跡がたくさんあり歴史を感じながら登山することができます。
こちらは城門跡地です。
鎖場にやってきました。
登山講習② 鎖場の最重要事項「三点確保」
こちらでも講習を受けました!
鎖場や岩場など大事なことは「三転確保」です。
三転確保とは、全身を使って登るような岩場で、手足の4点が岩をとらえた状態から、どこか1点だけを動かす(残りの3点は動かさない)という歩き方です。
また、鎖場ではつい鎖に頼りがちになってしまいますが、鎖はすぐ揺れてしまい、危険な場合もあります。そこで‘’動かないもの‘’(岩や木)を当てにして登るのがいいそうです。
進むときは一歩を大きくするとバランスを崩しやすくなるので、一歩を小さくして自分のペースで進むことが大事です!
教えてもらったことを意識してどこをつかんで、どこに足を置けば安全に登れるか考えながら登りました。恐怖心もありましたが登りきった後は絶景が待っていました!
岩殿山は開けている所が多く景色を眺めながら登山を楽しめます。
しかし、崖が多いのでよそ見をして足を踏み外さないよう注意が必要です!
1m先は断崖絶壁で足がすくみます。
雨だと滑りやすいので晴れていて良かった!
登山講習③ ジグザグくだりで疲労軽減
下山時も歩き方について教えていただきました。
基本は最初に教えて頂いた3つのポイントと同じですが、下りは滑りやすいので、まっすぐ下りるのではなく左右に曲がりながら歩くのがいいそうです。
もし滑ってしまい止まらなくなったときはスキーやスケートの止まる時のように身体をキュッと横に向けると止まりやすくなります。また進むときはかかとから地面に着くとつま先が痛くなりにくいそうです。
下山も教わったことを意識しながら歩き、登山終了後は疲労やいつもより少ないと感じました!
登山の基礎知識や歩き方も身につき、足取りが軽いです!(笑)
登山講習④ 富士山の装備について
歩き方以外に装備についても講習受けました。
富士山では8月の平均気温が5合目付近で15℃前後、山頂では5℃前後だそうです。装備では防寒対策が大事になります!
持ち物で一番大事なのは上下分かれているレインウェアです。
富士山の天気は変わりやすいので晴れ予報でも必ず持っていきましょう!
もし雨が降らなくてもレインウェアは防寒対策になります。
ポンチョタイプのレインウェアもありますが、風に飛ばされやすくなるため、やめたほうがいいそうです。富士山では登山の重たいリュックも簡単に飛ばされてしまうそうです。
今回色々な話を聞き、もしもの時に備えていろんな知識を身に着けておくことはとても大事だなと思いました。
装備では荷物を少なくすることも大事ですが、減らし過ぎて防寒対策ができなくなると、体力を無駄に消耗してしまいます。
何が必要かを自分だけでは判断できないという方は、是非次回の講習登山のご参加をご検討ください!
富士登山に参加されない方、登山についての知識を身につけたい方も是非ご参加ください!
お待ちしております!!